後見人就任までの道のり

現行の成年後見制度が始まった頃は、後見申立について相談を受けて、依頼者から後見人候補者として指定され、後見人に就任することが多かったのですが、今は、管轄の家庭裁判所の受託希望者名簿に登録されて、その中から後見人として選任されることが多いです。

司法書士の場合は、リーガル・サポートという成年後見センターがあって、後見人等に就任したい司法書士と家庭裁判所との橋渡しをしています。
加須市の管轄は、久喜の家庭裁判所なのですが、開業後2か月半で早くも2件の後見監督人に就任しました。
特に監督案件を希望しているわけではなく、監督案件が多いようです。
親族後見人の横領事件が多いため(専門職の横領もニュースになっていますが・・・)、監督案件を増やして横領防止に役立てているのでしょうか?
また、後見案件が増えてきて、家庭裁判所の監督が追いつかないという現状もあるかもしれません。

成年後見

前の記事

成年被後見人の選挙権
その他

次の記事

依頼人宅へ出張